text
□帰り道
2ページ/3ページ
「準太…?何落ち込んでんだ?」
「…落ち込んで無い……」
俺…おかしいのか…?最近あの二人を見ていると、“羨ましい”とか“良いなぁ”って思う時がある。なんか…変な感じだ。
「準太」
「榛……んむっ!?」
え。俺、今榛名に………キスされてる…!?
「は、はる……んっ、ンん、あっ」
「ちょっと黙ってろ」
なんでいきなり…こんな…!皆見てるし!!
水谷と利央だって、俺達のキスのやりとりを呆然と見ている。
榛名は俺に息を吐く暇も無く、舌を絡め、吸いついて来る。
「ん…ンッ!んーっ!…………っぷは!」
俺は酸欠になりそうになり、おもいっきり息を吸い込んだ。
「榛名ぁ!テメェ…!」
「満足したか?」
「え…」
「お前、二人の事羨ましいって思っただろ」
なんで、なんで分かるんだよ。
「準太、お前はっきり言ったら良かったのに。そしたら、いつでもしてやるのにな」
「うっせぇ…」
榛名…ちゃんと俺の気持ち分かってくれてんだな…。ありがとう…。
ん…?あれ…!?ヤバイ……俺、榛名にときめいてる…!!
「あれー?準太くん、顔真っ赤だぜ?」
「うるさい!なってない!」
「ヒヒ、準太可愛いい!」
「あー!抱きつくな!バカ!!」
「ねぇ文貴」
「何?」
「俺達も…」
「「負けられない…!!」」
後日、水谷と利央は俺達に熱いキスを見せて来た。
「どーだ!準さん!!」
「えへへ〜、なんか恥ずかしいね!」
「文貴となら何処でもしてあげるからね〜」
「利央くん…大好き〜」
「…疲れた…」
「準太…俺達も…!」
「逝って来い!!」
終
→後書き
_