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□Today
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「おーい!じゅーんたー!!」
「煩い!大きな声出すな!」
俺は学校が終わると、すぐに桐青に行き、準太を待っていた。うわ…久しぶりに生準太を見たかも。もう今からでも襲いたい…!
「で、何処に行くんだよ」
「へ?」
「で…デートだろ!?早く行くぞ!」
準太は顔から火が出そうな程、赤くなっていた。準太は相変わらず照れ屋だなぁ。あぁ!こんな準太、俺だけにしか見せたくねぇ!
「……顔ニヤけすぎ…」
「え?なんか言ったか?」
「別に!」
準太は少し笑い、歩き始めた。そして俺も遅れて準太の側まで歩き、準太の手と俺の手を絡めた。
「は…榛名!?」
準太は、また顔を真っ赤にし硬直してしまった。その顔がとても愛らしくて抱き締めてやりたかった。でも今抱き締めると絶対に蹴られると思うから我慢してやった。
「ヒヒ、さぁ行くか!」
俺は準太と絡めた手を強く握り、再度歩き始めた。
「よし準太!最初に何したい!」
「……人多すぎ」
「そりゃあゲーセンだからな」
俺達が来た場所はゲームセンター。
色々と遊ぶ物があるから楽しめると思ったけど、準太は騒がしいのは嫌いなのか?
でも…俺と居るんだから、もっと笑って欲しいのにな。少しお仕置きしてやる。
「ひゃるな!?」
俺は軽く準太の頬を摘んだ。
「俺と居るんだから、もっと笑えって!あ、準太!あれするぞ!」
「ちょっ、待てって!オイ!」
準太の腕を掴み、俺達は時間をたっぷり使い、充実して遊んだ。
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