Second Creation

□サクライロ
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「…聞いてるのか、と」
「え、あ、す、すみません!」
「つまり、お前はツォンさんとペアを組むんだ、と」
「…それ以降は、ツォンさんと我々が連携しつつ、スラム間のモンスターを狩る」
「終わったら後はリーブさんの仕事…、道路建設ですね」

ミッドガルの下層、スラムとスラムを繋ぐ道は、ゴミやがらくたとともに無数のモンスターが巣くっている。
この道を整備するため、モンスターの脅威を取り除くのが今回の任務だ。

「レノ、俺は?」
「ロッドは…シスネとデスクワークだぞ、と。お前こないだコルネオの館で50万ギルのツボとかイロイロ壊したろ?報告書書いとけよ、と」

「ウソォ…」

ロッドはがっくりと肩を落とす。

「無茶苦茶に暴れるからです。少し自重してください」
ピシャリと諌めるイリーナ。
年齢はさほど差はないが、間違いなく精神年齢はイリーナが上だろう。

「任務は明日、0800時から。俺とルードは1〜2番街を、ツォンさんとイリーナは7〜8番街を担当だぞ、と。ちなみに、リーブさんのネコと巨獣も自動操縦で4〜6番街の道を担当するそうだ」
「…我々は現地集合する」
「俺も行きたいーっ!」
「ダメよ(ニコリ)。しっかり反省文書いてもらうわ」
「うぅっ」
「私は…」

イリーナが迷っていると、突然イリーナの携帯が呼び出される。

「あっ、ちょっとすみません」

席を立ち、部屋の隅で携帯に応答する。
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