Second Creation
□オルガ大陸2・3の乱
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ネクロス本城にて
カイゼル「しかし、何か面白いイベントはないものか」
クリスティー「私に任せてっ」
カイゼル「…言ってみろ」
クリスティー「私の部下に、オルガ大陸の東から来た人が何人かいてね、このくらいの季節になったらセツブンっていうイベントをやるんだって言ってたの」
カイゼル「ほう、どんなイベントだ?」
クリスティー「えっと…豆を角が生えた生き物にぶつけるんだって(うろ覚え)。厄払いらしいよ?」
カイゼル「角が生えた生き物!?」
クリスティー「なんか、角が生えた怖い人みたいな生き物を追い払うんだって」
カイゼル「なるほど、角が生えた生き物っていうのは魔族みたいなものか。…厄払いか。我が国でもやってみるか」
クリスティー「私準備するね!」
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ヌーゴ「なんのようだろうか。拙者忙しいのだが。嘘だけど」
アルケイン「僕も今日は休暇なんですよ?ゆっくり秘蔵のワインを飲むつもりだったのに」
ヒュン!
ガキィン!
ヌーゴ「は?」
ザクッ
アルケイン「痛ーい!」
クリスティー「あはははははは!カイゼル様上手くいったよ!」
カイゼル「見事な狙撃の魔法だ。たかだか豆でヌーゴの角を折るとはな」
ヌーゴ「しかもアルケインの頭に刺さって…」
アルケイン「抜いても良いですか?」
ザクッ
バキッ
グシャッグシャッ
ヌーゴ「あぁっ!拙者の角っ!踏み砕かないで!」
アルケイン「で、何の用事ですか?」
カイゼル「あぁ、それだ。東の大陸にはこの時期特有の厄払いのイベントがあるそうだ」
ヌーゴ「節分ですね」
クリスティー「あ、知ってるなら話早いね」
ヌーゴ「鬼は誰が?」
カイゼル「オニ?角が生えた魔族なんではないのか」
ヌーゴ「いや、全く違いますよ。大差ないけど」
クリスティー「大差ないんなら問題ないね。これからクリスティーとカイゼルは二人に全力で豆をぶつけて城から追い出します!逃げ惑いなさい!」
ヒュンヒュンッ
ビシビシッ
ヌーゴ「痛いっ!間違ってるって言ってるのに!」
ヒュンヒュンッ
ビシビシッ
アルケイン「いたたたっ!何で僕まで!?」
ヒュンヒュンッ
ビシビシッ
カイゼル「…魔族だから?」
クリスティー「ついで?」
ヒュンヒュンッ
ビシビシッ
ヌーゴ「間違いだぁぁっ!」
アルケイン「理不尽だあぁっ!」