novel_z

□Christmas dinner
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12/25、世間ではクリスマスだのなんだのと騒いでいる。
僕だってそんな日は賢木と予定をいれてゆっくり過ごそうとした。

なのにいざやろうという時に入った仕事に僕は少しだけ恨んだ。

賢木は俺の事はいいからいけ、と言ってくれたけど。
心中では罪悪感でいっぱいだった。

「はぁ…」

時刻がもう23時とかをまわっていた頃に僕はやっと解放された。

家のドアを開けると電気は点いてなく、賢木は帰ったのだと思った。
それに僕はまた何度目かわからないため息をはく。

明日賢木に謝らなきゃなぁ、と思いながらリビングに行くと人の気配がした。
電気を点けると机に突っ伏して寝ていたのは紛れもなく賢木で。

「賢木…」

僕がそっと寝ている人物の頭を撫でると賢木は目を覚ましたのかゆっくりと顔をあげる。

「んぁ…み、なもと?」
「ごめん」
「いや…おつかれさん。」

謝った僕に賢木はにへら、と笑って優しい言葉を言ってくれる。
でも、と続けようとすると止められる。

「もういいから料理食べようぜ。」

お腹すいたんだけど、と言う賢木に僕は笑いながらわかったと言って台所へ向かった。


→おまけ
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