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□細道
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「この駄ブタが!!」

「ヒィヒィン!!」



スランプから脱出出来たと思い一句詠むと、鬼弟子に思い切りけられた



「酷いよ曽良君!!今のでもっとスランプになったらどうするんだよ!!」

「大丈夫でしょう。底辺からは下は下がらないでしょうし」

「今私底辺なの!?」



知らなかった・・・
松尾的には今の俳句は上の中ぐらいだと思ってたのに



「次にそんなダメ俳句読んだら断罪どころじゃなく消しますよ」

「作品を?」

「いえ、芭蕉さんを」



サラッといいよったこの弟子!!!
ヒィィ怖っ



「うぅ・・・なんで曽良君は、私の俳句に厳しいの?」

「それは・・・」

「それは?」



曽良君は考えるように口元に手をあてた



「・・・・」



そして無言でこちら睨むように見てきた



「曽良君?」

「・・・やっぱり、何もないです」

「えぇ〜なんだよー言ってよー」

「うるさい」



―ベゴム



「ノモォーーッ」














「もういいよこの鬼弟子ぃー
松尾探検してくるもん!!それで良い句作ってくるもん!!」

「どうぞ、ご勝手に」



ぷんぷんとマーフィー君を連れて探検にでる。マーフィー君なら、きっと俳句を褒めてくれるもの









(芭蕉さんの、綺麗な俳句が聴きたいから厳しくしてる・・・)



「なんて、言いたくないですね」

「え?」



探検している私の後ろで曽良君が何か言ってたけど、私にはよく聞こえなかったよ、マーフィー君は聞こえた?

















アメとムチ
(もっと衝撃を与えてみようか・・?)
(!?悪寒がっ)




‐‐‐‐‐‐‐‐
蕎麦は原作の時点で
愛が溢れてると思う!




081029
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