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□その他
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(!学パロ)


「そら、」

「は?」



屋上で食べよう!と提案して来た彼は僕のことをいつも"河合君"と呼んでいたはずだ。
別に名前で呼ばれることが嫌なのではではない、むしろこの人との交流が深くなれたような気がして嬉しいものなのだが、『何故いきなり呼んだのか』が疑問だった
が、それはただの勘違いだったと言う事がすぐに分かった



「高いよなぁ」



彼は上を見上げて呟く

(あぁ、空ですか・・・)

少し自分の名前の紛らわしさに苛立った



「そうですね」



こんな事で一々一喜一憂するあたり自分が彼に凄く惹かれているのを痛感する
その気持ちはこれっぽっちも彼に届いてはないが



「空っていいなぁ」

「好きなんですか、空?」



しきりに目を細めながら果てない空を見つめる彼。

(よほどこの人は空が好きなのだな)

不意に上を見上げていた彼の目線が僕の方へと戻った



「うん!空好きなんだ」



僕の方を見て言ったそれは僕に対して言われたかのようで、不覚にも表情が照れたものになってしまった。僕は、自分のそんな姿を彼に知られたくなくて慌てて空を仰いだ



「いいですね、空も・・・」



今だけは、紛らわしいこの自分の名前に感謝したい






















偶然すらも愛しい
(彼の唇から僕の名が紡がれる偶然)




‐‐‐‐‐‐‐‐‐
曽妹です
初めて書きました
曽→妹ですがいずれ
曽→←妹になる感じです
曽良君は天然妹子にドキドキしてるといい




081107
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