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□祭り
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(!学パロ)

「妹子」
「う、わっ!」

名前をよばれ目を開けるとそこには閻魔先輩がいた
あれ?目を開けた?

「僕寝てました?」
「うん、それはもうぐっすりと寝顔可愛いかったよ〜」

うわぁ〜最悪だ。寝顔見られるなんて

「可愛いなんて止めて下さいよ、もう」

恥かしすぎる。
教室に備えつけられている時計を見てみると40分程度寝ていたことが分かった

「長いこと待たしてごめんね!」
「いえ、全然平気ですよ」

寝ていたぐらいだし、と言いたかったけど墓穴を掘りそうだから止めておいた

「それに僕が勝手に待ってるんですから」

閻魔先輩が『生徒会の仕事があるから先に帰ってて』と言ったのに僕が一緒に帰りたいと言い出したのだから、先輩が謝ることなんてないんだ

「そっかならよかった」
そう言って笑いながら、僕の頭をなでてくれた



「じゃあ、帰りますか?」
「うん………あ、そういえばなんだけどさぁ・・・」

僕が机の横に置いていた鞄を肩にかけ、立ち上がろうとした時閻魔先輩が、申し訳なさそうに言葉を発した
いつもの元気な話し方と違って随分歯切れの悪いきりだしかただ

「どうしました?」
「・・・・・・・・・・・ここでキスしたら、怒る?」
「はぁ!?いきなりなんて事を言ってるんですか!」

そんな言葉がでてくるとな思わなくて慌てふためいた

「だ、だめに決ってるじゃないですか!!学校ですよ、誰かみてたら!!」
「だ、だよね〜」

閻魔先輩は目を逸しながら口を尖らせ口笛になっていないような口笛を吹いた
なんだろ、なんか…怪しい

「閻魔先輩?」

僕が呼び掛けると先輩は冷や汗を垂らしながら、誤魔化そうとしていたけれど、僕がずっと見つめ続けていると苦笑いをして、観念したように両手を合わせて謝った

「ごめん!つい、寝てる妹子が可愛いくて・・・」「え゙」

まさか?いやいやまさか

「…キスしちゃった。ここで、さっき」

ごめん、と言った割に謝る気はないように笑う先輩
僕は咄嗟に唇を押さえた

「・・・・」
「い、妹子ちゃ〜ん?」
「だっ、誰か通ったら、忘れ物した子とかが覗いてたら、」
「大丈夫だって〜誰も居なかったって」

あぁもう、考えただけで恥かしい
―ガタッ
僕が急激に立ち上がると、先輩は驚いたように目を丸くさせ、僕はその顔に静かに言い放った

「一週間半径1m内に近寄らないでください」

そしてそのまま、スタスタと教室の扉へと向かう。
慌てて先輩が「待って妹子!置いてかないで!」といってるけど無視だ、無視。
甘やかしちゃだめだ僕










事後報告
(せっかく待ってたんだから一緒に帰ろうよー!)
(こ、来ないで下さい)



‐‐‐‐‐‐‐‐‐
学校内では、そう言うスキンシップ嫌がる妹子だと萌え



081211
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