3
□飛鳥
3ページ/23ページ
(!現パロ)
久し振りに遊びにきた恋人はルンルンと某棒状チョコレート菓子を両手に一本ずつ持ってやって来た
「はい!妹子今日はなんの日でしょう」
「ドアを開いて一言目がそれですか・・・ポッ○ーの日?」
「正解、凄いな妹子!!よくわかったな!!」
(そのお菓子を両手でクルクル回してたらだれでもわかるものだと思うけど)
正解に満足したのか太子はズカズカと僕より早く僕の部屋へと向って行った
「たく、」
その態度に半ばあきれつつも僕も太子の後を追う。先に部屋についた太子は持って来た荷物を僕の机の上へ置いてベットに座って待っていた
先程のお菓子は両手に見当たらない。いつの間にか食べたのだろう
僕は太子の荷物を見ながら机の近くに腰を下ろした
「あんなの菓子業界の策略じゃないですか、
・・・って、なにちゃっかり策略にハマって沢山買ってんだこの馬鹿野郎!」
太子の持って来た荷物は全て、様々な種類のポッ○ーなどの棒状チョコレート菓子だったので僕はおもわず一つ箱を投げてやった
「パゴモッ!!
んも〜なにすんだ妹子!ポッ○ーの日にちなんでポッ○ーゲームしようと沢山持って来たのに」
「アンタは無駄遣いしすぎなんだよ!なんで鞄一杯に買ってんだ!
因みにポッ○ーゲームはしませんよ!!」
「なんでだよ!やれよ!恋人が頼んでんだぞ」
「嫌ですよ」
あれはなんだか普通にキスするより恥かしいものがある
「やる」
「やりません」
「ケチ」
「ケチで結構」
「・・・・」
黙り続けて諦めたかと思っていたところ、ベットのスプリングがをギッと鳴らし太子が立ち上がった。かとおもうと刹那僕の方へと飛び込んできた
「うわっなにす、」
飛び込んできた太子はそのまままだ動いている僕の唇に自分のものを重ねた
「・・・・な、・・いきなりなにを・・」
突然のそれにカァァと顔に熱が集中するのが分かる
「ゲームやらせてくれないから代わりだ」
ムカつくぐらい清々しい顔で答える太子を押し退けた
「妹子、もうゲームは諦めたから一緒に食べるでおま!」
「・・・・・・・・あ〜もぉ・・・」
こんなにサラッと流されたら照れてる自分が馬鹿らしい
お約束ゲームをしよう
(ゲームしても、しなくてもキスするハメになるなんて)
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
11月11日
ポ/ッ/キーの日記念
081111