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□その他
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(!早く気が付けたならの妹子視点な感じです。先にそちらを見て頂いた方がいいかもです)



「妹子さん?」


彼が怪訝な顔をして覗きこむ


「あぁ、ごめん!ぼーっとしてた!!」

「・・・・はぁー」


しょうがないと言うようなため息をされる
正直馬鹿にされているようでそのため息は嫌なものがある


「また、あの人の事考えてたんですか?」

「!そ、んなことないよ」

「・・・・・・」


無言でずっと睨まれ続ける
彼相手に、こんな嘘通じないのは分かっている。


「もう、好きじゃないって言ってたじゃないですか」

「だから、違うって!誰も太子の事なんて「僕は"太子"なんて言ってないですよ」・・・」


自分で墓穴を掘ってしまった


「僕じゃやはり、代わりにならないんですね・・・」

「そんな事ないよ!!十分に癒して貰ってるし感謝してるし、」

「なら、」


彼は真直ぐ僕を見た。その真直ぐさが僕には辛くて心が揺らいで、涙が零れそうになる


「ちゃんと、
僕の目をみて愛してるって言って下さい」

「・・・・ッ」


太子を好きでいるのは
楽しかった
だけど、
太子を好きでいるのは
辛かった

だから僕は、


『僕なら貴方を絶対泣かせません』


なんて彼の言葉に甘えて、太子の事を忘れようとした


「ご、めん」

「どうして・・・」


『太子の事、好きじゃないんでしょ?』
彼の目が僕に訴える


「ごめん、君の事、好きなんだよ?でも、まだ自信を持って言ってやることは出来ないんだ・・・」

「妹子さん・・・、」


(だってそうだろ?)


好きだった人を簡単に忘れることなんて出来やしないんだから









甘い僕が、悪い
(太子を忘れるために彼に甘える僕、)
(太子を忘れさせるって口実で僕に近付く彼、)
(僕も、彼も卑怯な奴だね)




‐‐‐‐‐‐‐‐
切なくて報われない感じ

実際は
太→←妹←曽なんです!!
みんな見事なすれ違い(^p^)



090110
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