The deep past

□惑星ボンジュイ
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それからミリアは、ガイアから《神々の物語》を聞いた。

しかし、それは太陽・月・闇の神が出ているものの、星の神など登場してはいなかった。不思議に思い、首を傾げて考えていたミリアにガイアは言った。


「星の神が物語に登場していない事に疑問を抱いていますね?」

『はい。……この物語には、続きが有るのですか?』


ミリアがそう答えると、他にも居たラー一族の一人が面白そうに笑った。


「はははっ。勘のいいお嬢さんだ」

「デモン……」


ガイアに一別され、デモンと呼ばれる青年は肩をすくめた後に黙った。


「では、続きを話しましょうか」

『はい。お願いします』


またガイアは静かに物語を語り出したのだった。















***













「────……。
話はこれで全てです」

『ありがとうございました。ガイアさん』


話を全て聞いたミリアは礼を言った。


『星とは……太陽と対を成す存在であり、また太陽・月と同じように闇を助ける輝きとなるのですね?』


ミリアは確認をするように言った。それにガイアは頷きを返して答えを肯定す。


「そして、貴方の長名ですが……太陽がグリンディエタ・ラーデンと呼ばれるように、星にも名が有るのです」

『私の長名……ですか?』


ミリアが軽く目を見開く。


「貴方の長名は……





































ミリディアナ・ラーデン」


ガイアはミリアに静かにそう告げた。








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