短編小説

□卒業式
1ページ/1ページ

俺の名前は相沢祐一、いとこの水瀬名雪の家に居候させてもらってる。そして今日は、先輩(倉田佐祐理と川澄舞)の卒業式だ!そのなか、俺は学校に向けて雪の積もってるなか走っている。
タタタタタ、タタタタタ
『ハァハァハァ、ヤバイ卒業式終わってしまう。頼むから間に合え』と花束を2つ抱えながら向かっているそして、学校に着いたときは丁度、卒業生が出てきているところだった。そんななか、先輩を見つけると、さっき走って荒れていた息を整え、先輩の方ヘ行った『佐祐理さん。卒業おめでとうございます!』と花束を渡した。
『祐一さん。きてくださったんですか?それに、こんな大きな花束まで〜ありがとうございます。』
『佐祐理さんの為なら、火の中水の中どこだって行きますよ〜!俺、佐祐理さんの事大好きですから〜!』『佐祐理も、祐一さんの事大好きですよ!』
そこへ、ポカッ!
『この突っ込みを入れるのは舞だな?』
『そうですね!』
俺は、振り向き舞いに花束を渡した。
『舞、卒業おめでとう!』『……ありがと。』
『なぁ、この後佐祐理さんと舞暇かな?佐祐理さんは?』
『大丈夫ですよ〜!』
『舞は?』
『……大丈夫』
『2人に相談したい事あるから、商店街の店でご飯食べながらでもいいかな?』『お昼ご飯なら大丈夫ですよ〜!ねぇ舞?』
『……そう』
『どうして?』
『お昼ご飯なら、じゃ〜ん!ちゃんと祐一さんの分もありますよ!』
『佐祐理さん!卒業式にまで持ってきたんですか?』『だってぇ、高校生最後ですからいつもの屋上の階段でたべたかったんです。だから、早く行きましょ?』『……祐一行こ?』
『舞いにまで言われたら行かなくちゃな?』
『佐祐理じゃあダメですかぁ?』
『佐祐理さんは、良すぎます!』
『あはは、佐祐理嬉しいです!舞〜、祐一さん早く行きましょ?』
『……うん』
『行くかッ!』
と言うことで3人で屋上の階段へ行った。
『それで、話ってなんですか?みんなに言えないことですか?』
『言えないことですね!』『……何?』
『卒業前さ、佐祐理さん卒業しても、3人で居たいねって〜?言ってたの覚えていて考えた事なんですけど聞いてもらえますか?無茶な話ですけど。』
『大丈夫ですよ!』
『……大丈夫』
『話ってのはね、俺と舞と佐祐理さん、3人で暮らさないかって話なんですけど無理かな?』
『そう言うことでしたら、父を説得したら大丈夫ですよ〜!』
『……大丈夫』
『佐祐理も、祐一さんと舞とで暮らしたいですから〜。でも、家賃とかどうするんですか?佐祐理と舞は大学に進学ですけど大丈夫ですか?』
『……祐一、大丈夫?』
『あぁ、それも分かっていての選択だ!俺は高校を行きながらバイトして家賃代を稼ごうと思う。』
『……私も大学行きながらバイトする。祐一だけだったら疲れてしまうから。』『舞、ありがとう!』
『祐一さん、舞大丈夫?』『大丈夫ですよ!3人で暮らせるなら安いです!』
『……大丈夫』
『佐祐理には、家の事全て任せてください!』
『……料理私も手伝う』
『一緒にしようね?舞』
『……うん』
『よし、決まりだな!』
『祐一さん、引っ越し予定はいつ頃ですか?今は3月半ばですから、今年中ですか?』
『う〜ん、4月からでも大丈夫かな?家なら見つけてあるんだ!早い方が良いだろうし』
『……早い方がいい』
『分かりました。祐一さんと舞の頼みですから今日から父を説得して荷造りです!』
『ありがとう。佐祐理さん舞。』
『早く4月が楽しみですね?』
『……楽しみ』
『じゃあ、俺そろそろ行ってくる。』
『祐一さんどこに行くんですか?』
『……どこに行く。』
『手続きだよ!次の住む家にね!』
『早いですね〜』
『早い方が良いですから!な、舞?』
『……うん』
『よし!行ってきます』
『行ってらっしゃい祐一さん』
『……行ってらっしゃい』そして、俺は手続きをしにいった!
家賃は、普通だが、学生にはちょっと辛いぐらいかもしれない。
そして、手続きが終わって水瀬に着いた。
『ただいま〜』
『おかえりなさい。祐一さん。』この人は名雪の母、秋子さんである。
『おかえり。祐一』これは名雪である。
『なんか嬉しそうだね?』『分かるか?名雪』
『分かるよ〜!』
『実はな、今月一杯でこの家から出ようと思うんだ』『えっ?どうして急に?』『前々から、決めていた事なんだ!悪いな名雪?』
『家を出てからどうするの?』
『佐祐理さんと舞とで3人でくらす!家の手続きもし終わったから。』
『そう…なんだ』
『本当悪いな?』
『大丈夫だよ?…大丈夫だから』
『名雪?』
『う…うっう…』
『どうした?名雪!』
『う…大…丈夫だから気に……しないで。』
っと走って2階に上がっていった。
『どうしたんですか?一体何があったの?』
『実はですね?俺が今年中にこの家を出て佐祐理さんと舞とで3人暮らしをすることを言ったら急に名雪が泣き出して2階に走っていったんです。』
『そうなんですか。名雪の方は私から慰めますので大丈夫ですよ?』
『ありがとうございます』そして、俺は荷造りを始めた。
『日に日に名雪のやつ俺を避けていくな。今度話でもしよう』
コンコン、っとノックするだか返事はなし。
『入るぞ〜。』
がちゃ、きぃぃ〜バタン
『なんだ、居るじゃないかなんで返事しないんだ?』『誰とも話したくないから私の気持ちなんて誰も知らないんだよ』
『俺が悪いのは分かっている。だけど、前々から決めていたんだ』
『でも、私が気持ちを伝えても、祐一は行くんでしょ?佐祐理さんと舞さんの所に』
『行く』
『だからだよ!私の気持ちを伝えたとしても意味ないよ』
『もういいよ』
『じゃあ、出ていって』
『言われなくても出ていくよ』
そして、嫌な空気のまま俺は部屋に戻った。明日はいよいよ引っ越しだ。
そして、眠りについた
引っ越しの朝、俺は引っ越し屋に荷物を渡した。
『じゃあこの荷物をよろしくおねがいします。』
『はい。お客様の為にも丁寧に運ばせて貰います』
『ありがとうございます』引っ越し屋は行った。
『じゃあ、俺行きます。秋子さん名雪よろしくおねがいします』
『はい、名雪の方は私から言っときますので気にしないでください』
『はい、分かりました』
『それでは、祐一さんまた来てくださいね!』
『時間があればいつでも来ます。』
『楽しみに待ってますね』『はい』
『じゃあ、祐一さんまたです。』
『じゃあ、秋子さん』
そして、水瀬家と別れた。『祐一〜わたし祐一の事今でも大好きだよ〜またいつでも帰ってきてね〜』
っと窓から名雪の声
『いつでも帰ってくるよ、同じ空の下にいるかぎり』『うん、またね〜』
『あぁ、またな!』
俺は歩いた。
『佐祐理さんのお父さんからも返事が出たし舞の母さんからも返事が出たし、待ち合わせの学校に行くか』学校に着いた時には2人ともいた。
『祐一さん、おはようございます。』
『……祐一おはよう、少し待った。』
『ごめん、いろいろ合って遅れた、それとおはよう佐祐理さん、舞』
『佐祐理の荷物と舞の荷物は昨日に届いたそうです』『俺は今日の昼に届く予定だ!』
『……お腹空いた』
『そうですね?お弁当食べますか!祐一さんの分もありますよ!引っ越し祝いにいつもよりも豪勢にしました』
『佐祐理さん、いつもありがとうございます!俺もお腹空きましたから学校で食べますか?』
『入れますか?鍵かかってますよ?』
『昇ればいいさ』
『でも、佐祐理スカートです、それに舞も』
『舞ならほら?』
『ふぇ、もう入ってます。早いですね。』
『佐祐理さんも気にせず入りましょ。入るの手伝いますから』
『祐一さん絶対にですよ?見捨てないでくださいよ』『大丈夫ですよ!大好きな佐祐理さんを見捨てませんよ』
『私も祐一さん大好きですじゃあ、昇りますね?』
『ゆっくり昇って下さい』ちなみに、舞はと言うと2人の会話を聞いて膨れ上がって拗ねています。可愛いです。
『祐一さん顔上げないで下さいね?パンティ見えてしまいますから』
『佐祐理さん何色ですか?教えてくれないと顔上げますよ?』
『内緒です。でも顔は上げないで下さいね』
『分かりましたよ、昇るときに見ましたから!』
『ふぇ?見たんですか?』『少しですけど見えましたよ』
『恥ずかしいですよ〜祐一さん』
と言いながら笑う佐祐理さん、そして
『きゃあ』
佐祐理さんが降りるときに足を滑らした。
『佐祐理さん!』
近くに居たので佐祐理さんが落ちずにすみました。
『祐一さん、ありがとうございます、佐祐理重いでしょ?』
『軽くて、可愛いよ』
なぜその様な事を聞くかと言うとお姫さま抱っこ状態になっているからです。
『佐祐理、お姫様抱っこされたの初めてです。』
『佐祐理さんの顔が下にあるから、唇奪えますね』
『祐一さんなら、佐祐理大丈夫ですよ!これからは3人で暮らすので』
『そうですね!』
『今日の夜はパーティー気分です』
『帰りに3人で買い物して帰りましょう』
『そうですね!』
昇降口の前に来たとき
『そろそろ佐祐理さん降りますか?舞に見られたら拗ねますよ?』
『拗ねたとこ可愛いですしこのままでも良いですか?』
『実は、佐祐理さんがこのままが良いとか?』
『バレました?』
『冗談で言ったつもりなんですけど、佐祐理さん甘えん坊ですね?』
『佐祐理、実は甘えん坊ですよ!だからこのままで居させてください!』
『佐祐理さんの上目遣い可愛すぎです。佐祐理さんが良いならどこまでも連れていきますよ!』
『ありがとうございます』屋上の階段で舞に見せたら案の定拗ねてしまった。
『あはは、舞可愛いです』『舞可愛いぞ!』
『……祐一と佐祐理嫌い』『そう言わずに今日から3人で暮らすんだから舞も元気出して!』
『舞、拗ねたら可愛い舞が台無しだぞ〜』
そこに、ポカッ、突っ込み『……祐一嫌い』
本当に怒ってしまいました『許せ舞、冗談だ』
『……許さない』
『許さなかったらキスするぞ!』
『……冗談は分かっているだから許さない』
『冗談じゃないぞ?』
『……許さない』
そこへ
ちゅっ、キスをした。
『!?』
『キスするって言ったじゃん』
『……許す』
『遅いってぇの』
『?』
『舞は、祐一さんの事大好きだもんね?』
『……嫌いじゃない』
『そうなのか?』
『……そう』
そんな話をしている内に食べ終わった。
『我が家に戻りますか?』『新しい家かぁドキドキするね〜?舞』
『……うん』
『その前に買い物していかないとな』
『そうですね!舞なに食べたい?』
『……なんでも』
『祐一さんは?』
『佐祐理さんの料理』
『佐祐理に掛かってますね頑張って美味しいの作りますね?』
『楽しみだぜ』
『私も手伝う』
買い物も済ませ、家に着いた
『ここがこれからお世話になる家だ』
『いいお家ですね!』
『……悪くない』
『俺は今から荷物を運んでいくから佐祐理さんと、舞はご飯の用意していて下さい』
『分かりました〜』
『……分かった』
荷物の数は20個程度
『いっぺんに2つペースだな』
『祐一さん調理関係の物先に運んで貰っていいですか?』
『はい、分かりました』
『ありがとうございます』一時間程度で荷物は運び終わった。
『片付けと整理はあしたでいいかな?』
『はい、いいですよ〜?』『……構わない』
『所で祐一さんバイトはいつからですか?』
『来週から週6で入ってます』
『体の方気付けてくださいね?』
『分かってますよ』
『舞はバイトどうするのかな?』
『……来週から週4で入ってる』
『頑張ってね!』
『佐祐理さんも家事無理しないようにしてくださいよ?』
『あはは、祐一さん分かってますよ』
『今日のご飯豪勢だな!』『……多い』
『作りすぎちゃいましたか〜』
『佐祐理さんの料理は残さず食べますよ』
『……食べる』
『あはは、ありがとうございます』
食事が終わるとみんなお風呂に入って10時には寝ていった。
あとがき
小説書いたのがこれが初めてです。書いてみると難しかったけど良かったです。この卒業式の続きは、新しい生活に書きます!では、さようなら

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ