海よりも深く
□03
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「……ん。もう朝か…」
小鳥のさえずりで私は目を覚ました。
「さて、起きるかな」
──グッ
「……?」
──グッグッ
「なんで抜けないの!?まさか私太った!?メタボになっちゃった!?」
「んー…夏海?」
「………ん?」
「…おはよう」
ちゅっ
「zzz…」
私の頬にキスをしてから神威は二度寝してしまった。
「頬ちゅー…」
ボッ…!
じゃなくて!!
なんで神威が私の布団で寝てるの!?
おかしいよね!?
私、神威が寝る布団用意しといたよね!!?
「……ま、いっか」
私は一瞬フワリと笑ってから布団を出た。
神威が起きてるとは知らずに…
03.海岸デート?