詩
□単純な君、単純な愛
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『単純な君、単純な愛』
目を見て笑って、抱きしめて、キスして
馬鹿な君には、あんな馬鹿な女がお似合い
なのに欲しくなる、浅はかな矛盾
モテる方法論ばかり頼るなんてアホらしい
そんなことで喜ぶ男なんてもっとアホらしい
家庭的な女が好きだというなら
お料理教室に通ってやるさ
何でもできるカッコイイ女になりたいなんて
仕事をバリバリこなすんだろう、なんてさ
カワイイ女になれなくて、ごめんよ
頭を撫でて、腕枕して、可愛がってほしい
なんでこんなこと思うのか自分でも謎
心の柔らかな傷を見抜かれてる悔しさ
単純な君をかわいいと思っているのさ
単純な愛情をあげられなくてごめんよ
もっともっと上を目指したいの
私が捨ててきたものを望まないで