BLLODY CHAIN
□プロローグ
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さらり、一陣の風が部屋に吹き、カーテンをたなびかせる。
その隙間から漏れた月の光が薄暗い部屋に満ちた。
「・・・明日は、満月だね」
そう言った彼の目は月の光の中、真っ赤な血の色に妖しく光っていた。
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