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□いちばん大切な
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「ん…」
目を開けると最初に見えるのはアナタの寝顔。
「おは…よう…」
まだ目覚めていないアナタに言う。
もちろん答えなんて帰ってくるわけもない。
…変わりに聞こえるのは安らかな寝息。
そんないつもの光景が愛しいと感じるのは…やっぱりアナタが側にいるから。
すぅすぅと規則的に聞こえてくるアナタの隣で、また僕は眠くなる。
目が覚めたら きっとアナタは僕を起こしてくれるんだ。
僕はアナタには逆らえなくて…きっと眠たいけどアナタに二度目の「おはよう」を言う。
今はもう日常的なこと。
…それでもやっぱり…
僕はそれだけで幸せなんだ。
いちばん大切な
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