拍手ありがとうございますお礼は将臣×望美小説になります
◆今は駄目なんだ◆
※4章、熊野にて
やらなきゃ行けない事がある。
俺は、俺の大事なものを守らなきゃいけないんだ。
たとえそれが歴史を変えることになっても。
でも、そのせいでアイツに寂しい思いをさせてる。
―将臣君、またね―
俺を見送るアイツの顔…いつも儚いように笑うから。
この戦の世、その「またね」にどれだけの確証があるか解らないって俺もアイツも本当は解ってるからだ。
今まで一度も離れたことなんてなかったから。
俺だって本当は傍にいてやりたい…
「傍にいたい」
それが解ってても俺は行く。
なぁ、望美。
もし、戦のない平和な世になったら…その時は真っ先にお前を迎えに行くから。
それまでどうか「生きて」てくれ。
生きてさえいれば…不可能なことは何もないだろ???
だから、今はお前のその寂しそうな顔は…
見なかった事にさせてくれ。
何かあれば一言どうぞ
管理人の元気の源です(笑)