Lonely Night
□Lonely Night
1ページ/1ページ
「とりあえず!逃げるが勝ちよ!」
だっ、とベランダへ向かって走り出して重いドアを開いてオウムを入れない様に、閉める。
「もう、何なのよあのオウム…さっきから鋭い攻撃ばっかりしてきて、お陰で大事なヘルメットにヒビが入っちゃった…」
「大丈夫ですか?どうやらあのオウムもバケモノによって操られてるみたいです」
「動物も操り放題なの?!
はやく皆を助けてあげなきゃ!」
「でも、バケモノのせいでい自由を奪われたオウムも助けてあげたい…です」
「そうね!何の罪もない動物だものね!…随分と攻撃的だったけど…ね」
「操られてるだけですよ!しょーがないです!」
「そ、そーねっ!とりあえずこの建物の中に居るバケモノを片付けましょ!」
「はいっ!」
『聞いたか?お前の事を"助ける"だってさ!幸せ者だな』
「エサ、くれるかナー」
『なに言ってんだ!
さっきあげたばっかりじゃないか!』
「そーだけどよー
何てオヒトヨシなんだろうナ
今日も戦ってる時オマエがクチ挟んできたから危ないかなって思ったゼ」
『まあまあ、とりあえずお前を助けるって言ってるんだし良かったじゃないか』
「警戒はしていたけどナ、まさかこんな平和ヤローだったとはな
マリオも大した事ネーナ」
『…なめてかかると痛い目みちゃうよ?』
「ワカッテルヨ。
とりあえず今日は疲レタ!久々に飛び回ったカラナ!」
『まー適当にゆっくり休んでよ!
あと、念のためにもっかい言うけどあいつらをなめてると本当にやばいと思うから気を付けてね!』
「……ワカッテルって言ッテルじゃんカ。信用できないのかヨ」
『いや、別にそんなんじゃないんだけどさー』
「何ガ言いたいンダヨ」
『…勝てるのか不安』
「ハァ?スターストーンのチカラ借りといて何ホザイトンジャ!ボケ」
『やっぱそうだよね!スターストーンがあればボクは無敵じゃーん!』
「ナンナンダヨ今更…
怖気づいたのかと思っタ」
『……』
「じゃあモウ寝る!オヤスミ!」
『ああ、おやすみ オウム』
今回は、負けない