Lonely Night
□Lonely Night
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「ところでマレッタ」
「なんですか?」
「バケモノの正体って何なの?」
「それが、よく分からなくて…」
「え、どういう事なの?」
クリスチーヌは足元にあった石ころを軽く蹴ってから床にあった視線をマレッタへ移す。
マレッタはクリスチーヌが蹴った石の動きが静止するのを見届けていると顔を俯かせて口を開き始める。
「ある人は鳥、ある人はバケバケ、またある人はすごく大きな怪物だって…」
「複数ってこと?」
「それがよく分からなくて、分かってるのは行く時によって異なる姿になっているんです」
「何それ!本当にバケモノじゃない!」
「そういうことです」
「ど、どうするのよマリオ…」
「…んー」
「え?相手を見てみなきゃ分からない?そ、そりゃそうだけど…」
「大丈夫だぜ!ゴンザレス!」
ひょこっと身軽に現れたのはウーロン街で孵化したばかりのチビヨッシー。
その後ろからクラウダやノコタロウたちも続いて出てきた。
「ゴンザレスにはオレたちがついてるんだぜ?バケモノなんて楽勝に決まってんだろ!」
「あったりまえよーン!!アタクシのマリオちゃんに手出ししたらバケモノでも何でも許さないんだからん!!」
「マリオさんならきっとゴンババの時の様にバケモノだってすぐに倒してくれますよ!」
「…この方たちは、」
「マリオの頼もしい仲間たちよ!みんな個性強すぎてたまに何が何だか分からなくなっちゃうけどね!」
「つー訳でゴンザレス!さっさとバケモノ倒してスターストーンもらっていこーぜ!」
「あと、長老もね!」
「敵に閉じ込められてる可能性もあるぞ!まずはバケモノだろ!な!」
「相変わらず戦いたがるわねー、じゃあマリオ!日田すら上へ目指しましょ!」
「イエス!」