Lonely Night
□Lonely Night
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『仲間思いで、平和ボケした、』
ボクは ずっと だったというのに
「待っててね!そこのオウムも助けてあげるからね!」
「クエーッ!!」
「…クリスチーヌさん、オウムって、あんな鳴き声でしたっけ?」
「いま細かいことは気にしてらんないわ!マレッタは安全な所に居てちょうだい!」
「えっ!は、はい」
「あんた!それが本当の姿なの?!」
『本当の姿?…ああ、噂を気にしていたのか。そうだよ、これがボクの正体。ボクには何の弱点なんてない』
「はん!そう言ってられるのも今のうちよ!この ものしり辞典を見れば…」
『見れば?』
「………あんた、名前、なんて言うのよ」
『さあ?載ってるんじゃあないの?』
「どうしたんだよ、クリスチーヌ」
「アイツの、アイツの名前が載ってないの」
「そういうことって、あるのか?」
「あるわけないじゃないの!!」
『言っとくけど、ボクはバケモノなんかじゃないからね!村人が勝手に騒いでるだけであって、決めつけるのも良くないよねー』
そう言ってからチラリとマリオの方を向くとランペルは皮肉を込めて、余裕を込めて言葉をぶつけた。
『お前を倒してボクは英雄になる』