ぽけもん

□ライバル



バク太郎、そう言いながら"相棒"のバクフーンの頭を撫でているアイツを見ていると何だかイラッと来た。
撫でられているバクフーンの顔を見てやると何だかとても嬉しそうで、お前は良いご主人様に育てられて幸せなんだな、と思った。

…俺は何でゴールドにイライラしているんだ

自分でもよく分からんがバクフーンと楽しそうに笑っているアイツを見ると何か、こー、俺なんか所詮、て思えてくるというか
いま奇跡的に偶然会えたっていうのに何なんだろうな
無性にイライラするんだよな!


「シルちゃん?何か顔が険しいよ」

「ッ、うっせー!」

「な、何でいきなり怒るんだよ!」

「もとはと言えばお前のせいだ!」

「なんだと!オレは何もしてねーじゃんか!」

「うるさい!ゴールド、俺と勝負しろ!」

「あーもー何でもかんでもいきなりなんだから!でも勝負なら良いぜ!オレとバクたろう、"相棒"とのコンビネーション見せてやろうぜ!」

『バクッ!』


本当、何で俺はあんな奴にイライラしているんだ。
そんな事考えてるのが逆に時間の無駄みたいに思えてきた。
さっさとこんな奴倒してワタルを潰しに行こう。うん。そうしよう。







「シルちゃん、急に弱くなった?
何か今日は本調子じゃないでしょ、お家帰って寝た方が良いんじゃn「いまは考え事していたんだ。」

「あ…そうなの?」

「俺が本気出したらお前なんか軽く捻り潰せる」

「じゃあもっかい戦うか?」

「あー良いだろう。今度こそ俺のが強いってことを証明してやろう」

「…何かいつものシルちゃんじゃないだろ」

「何を言う。俺は本物の正真正銘シルバーだ」

「そういう意味じゃなくて…何つーか戦い方に迷いが有ったってゆーか、何か悩み事でもあるの?」

「…」

「オレで良かったら相談に乗るけど」

「誰がお前なんかに相談するか!冗談は前髪だけにしておけ!」

「ひっど!折角 人が優しくしてるっていうのに!しかもオレの前髪は冗談じゃなくて本気なんだからな!」

「次会ったら覚えとけ。絶対に俺が勝つ!」

「上等!オレだってぜってー負けねーからな!」




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無駄に続きます(^o^)


 

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