ぽけもん

□紅葉の激突



エンジュといえば美しい紅葉だ。
和風な柄が多いジョウト地方だがその代表的な町が、此処エンジュシティだ。
ポケモンセンターやジムの中を探しても全然ゴールドは見つからないので1人で考える為に すずねのこみちへと向かってみた。


「此処は落ち着くな」


オーダイルも俺の隣で気持ち良さそうにくつろいでいた。
お前は、もとは研究所に居た1匹だっていうのに俺に奪われて仲間と離れ離れになってしまったというのに。
なのに気付けばこんなに懐いてくれていた。


「お前は、良い奴だな」


そう言ってオーダイルの頭を撫でてやると照れくさそうに近くに落ちていた もみじの葉っぱを俺の膝の上に置く。
"ありがとう"そう言っている様に薄らと伝わってきた。





「あ、シルちゃん!」

「…!、やっと見つけた!」

「やっとって、オレのこと探してたの?」

「あ、いや別に…なあ、また俺と勝負しないか?」

「何度戦ったって勝つのはオレなんだよシルちゃーん」

「いや、今回は負ける気がしねえ!」

「へえ、この前よりは強そうな気がする!」

「俺もこの前よりは勝てそうな気がする!」

「じゃあ、オレも全力で行かなきゃだね」

「いつでも本気、だろ?」

「ぜってー負けねえ!」

「のぞむところだ!」





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激突!



 

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