二次小説

□いつから何て聞くもんじゃない
1ページ/1ページ

「ふあぁぁ...」

今日も順調にダメツナを演じるツナは、いつも通りに登校中である。
内心今日もダメツナ演じんのかよ、...メンドクサ。と思っているが、
自分の平穏のためだ。と気合を入れなおす。



そして遅れない程度にのんびり歩き、校門を抜けようとした時。

「綱吉、待ちなよ」


雲雀から声をかけられた。
ツナは心の中で朝っぱらから一体何だよ?と吐くが
体は思いっきりビクつかせてダメツナを演じる。

「な、何ですか、雲雀さん...?(さっさと終わらせろよなー...)」


「ほら、何か頂戴よ?」

右手を差し出される。
なんとなくその意味を理解するが


「えぇ?!あ、あの...?」


意味が分からないフリをする。


「...お菓子だよ。まさかないとは言わないよね?...かみ殺すよ?」


「ひぃぃぃぃ?!!;;そ、そんなこと言われてもッ!」


「...(ちゃきっ)」


「あぁぁ!ありますっ!お菓子めっちゃ持ってますから!!!それしまって下さい!」


「ソレで良いんだよ」



ちゃき、っとトンファーをしまう雲雀に、
テメー、いつかぶっ飛ばすからな。と殺意をあらわにしつつ、


・・・・・・・
あらかじめ用意していたモノを取り出す。
___ニヤリ。ツナは自分の顔がにやけるのを必死に直し。


雲雀に最高の笑顔を向けた。
ちなみに雲雀がその笑顔に赤くなったのにツナは気づいていない。



「はい雲雀さん、ドーゾw」


ぽたぽた。


「...これって」


ぽたぽたぽた。


「はい、アイスですけど?」


ぽたぽたぽたぽたぽたぽたぽたぽたぽたぽ


「...溶けて「それじゃぁ、雲雀さん!オレ遅れちゃうんでもう行きますねw」

「ちょ、綱っ...」


だぁーーーっ!!!



呆然とする雲雀のもとに残ったのは、すでに液体に戻ってしまっているアイスだけだった。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ