二次小説
□いつから何て聞くもんじゃない
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「ふあぁぁ...」
今日も順調にダメツナを演じるツナは、いつも通りに登校中である。
内心今日もダメツナ演じんのかよ、...メンドクサ。と思っているが、
自分の平穏のためだ。と気合を入れなおす。
そして遅れない程度にのんびり歩き、校門を抜けようとした時。
「綱吉、待ちなよ」
雲雀から声をかけられた。
ツナは心の中で朝っぱらから一体何だよ?と吐くが
体は思いっきりビクつかせてダメツナを演じる。
「な、何ですか、雲雀さん...?(さっさと終わらせろよなー...)」
「ほら、何か頂戴よ?」
右手を差し出される。
なんとなくその意味を理解するが
「えぇ?!あ、あの...?」
意味が分からないフリをする。
「...お菓子だよ。まさかないとは言わないよね?...かみ殺すよ?」
「ひぃぃぃぃ?!!;;そ、そんなこと言われてもッ!」
「...(ちゃきっ)」
「あぁぁ!ありますっ!お菓子めっちゃ持ってますから!!!それしまって下さい!」
「ソレで良いんだよ」
ちゃき、っとトンファーをしまう雲雀に、
テメー、いつかぶっ飛ばすからな。と殺意をあらわにしつつ、
・・・・・・・
あらかじめ用意していたモノを取り出す。
___ニヤリ。ツナは自分の顔がにやけるのを必死に直し。
雲雀に最高の笑顔を向けた。
ちなみに雲雀がその笑顔に赤くなったのにツナは気づいていない。
「はい雲雀さん、ドーゾw」
ぽたぽた。
「...これって」
ぽたぽたぽた。
「はい、アイスですけど?」
ぽたぽたぽたぽたぽたぽたぽたぽたぽたぽ
「...溶けて「それじゃぁ、雲雀さん!オレ遅れちゃうんでもう行きますねw」
「ちょ、綱っ...」
だぁーーーっ!!!
呆然とする雲雀のもとに残ったのは、すでに液体に戻ってしまっているアイスだけだった。