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身長、握力。
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雷門中サッカー部キャプテン円堂 守はあせっていた

[どうした円堂]


いつもと様子の違う円堂をみて豪炎寺は顔を覗き込んだ

[豪炎寺ぃ〜]


ぐわしっっと豪炎寺に抱きつく
いつもならクールに流せるのだが、相手が円堂なので豪炎寺は焦る(いろんな意味で)


[わかったわかった、とりあえず落ち着け
一体何があったんだ]


一応悩んでいるわけを聞いてみた
なにか重大なことかもしれないし。


[・・・・・笑うなよ]


[笑わねーよ言ってみろよ]




[明後日・・・・・・]


明後日??
明後日は確か・・・・・・・


[身体検査・・・・・]


[ああ]

だんだん何が云いたいかわかってきた



[・・・その・・あれだよあれ身長測るあれ
・・・・いやだぁ!!]

わっと顔を隠してしまった
泣き顔も可愛いのにな

いやいやそうじゃなくて、つまり円堂が悩んでいたのは身体測定がきになっていたらしい


そんでもって円堂はGKをやっているくせに身体が小さい。一年生と並べても、そんなに変らないだろう



男にとっては背が小さいのはコンプレックス。
標準よりちいさい円堂にとってはなおさらだ
ろう


でもそんな悩んでいる円堂も可愛いなと思ってしまい、思わず笑ってしまった


[・・・・・笑ったな]


しまった、ついつい円堂のこととなると、気持ちが緩む

そんなことはしらずと円堂の頬が真っ赤になり、

[豪炎寺のばかぁ―――!!]

わっと駈け出していった


豪炎寺は表面上はダメ―ジをくらってはいないが、中身はゴッドハンドで何もかも円堂に否定された気分だった







その一部始終を風丸と鬼道が観ていた

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