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□ 巻き添え
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※小説×ゲームの続き
部室内はいつもにぎやかだ
だが今日は殊更にぎやか・・・・いや、やかましかった
それは
豪炎寺と風丸が原因だった
先ほど自分たちが円堂をはめようとしていた賭けに自分たちが負けてしまい、
自分たちが×ゲームとしてメイド服を着ることに。
風丸はもう諦めたのか、
ノリノリになってマネージャーの音無にメガネを借りていた
豪炎寺はというと、
一年生たちに無理やり髪を下ろされ、いつもクールに決めていた髪型がなんだか女の子っぽくなってしまった
[・・・・お前は恥ずかしくはないのか風丸]
ノリに乗っている風丸に聞いた
[いや恥ずかしいというよりなんか楽しくなっちゃってさーそれに動きやすいし]
なんか笑顔なんですが
豪炎寺は肩をがっくりと落とした
そんなとき、賭けに勝った円堂がやってきて
[おー!二人とも似合ってんじゃん!!なんか役得だよなー]
[どこが役得なんだよ]
豪炎寺が半ばあきれて言う
[だって男物も似合って女物も似合うってなんかうらやましくない?]
途端に豪炎寺は吹いてしまった
まさかこんなこと言うとは
[なんだよ!!俺おかしいこといった?]
ムスッと膨れる円堂に豪炎寺は笑いをこらえながら
[・・・だって普通におかし[そうだな似合ってたっていいじゃないか!!]
いきなり風丸が割り込んできた
[だよなー!さすが風丸!!よくわかってんな]
風丸に満面の笑みを浮かべる
そんな様子を見た風丸は豪炎寺を観てにやりとした