屑籠

□歯車編予告
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もしも我らが光の勇者に消されることがあれば

計画は台無しだ―

「カードは表だけじゃ成り立たない。つまり、裏も必要なのだ」

我らを表機関とし―

今、此処に裏機関を結成する。


裏機関結成の真実

裏機関メンバーが不完全な理由

そして―


裏機関メンバーの本体達

今明かされる裏機関メンバーが生まれる前の本体達の話。

「きっと・・・彼女にも理由はあるんです」

「理由?・・・何だよ、それ・・・」

「落ち着けって。あいつは敵にはならない・・・いや、なれない」


「研究には犠牲もつきものなのよ」


「・・・別に不満はないよ。ただね、退屈なんだ」
「退屈?贅沢言ってんじゃないわよ!!」


「お人形は自由にはなれないの」


「猫耳の呪い、解けるといいんだが・・・」


「・・・あんまり思い出したくないんだけど」

「そればっかりは僕も同感かな」


「残念ながら僕はこんなところで消えるワケにはいかないんだよね」


「憧れていたのよ、外の世界に」



「意味が欲しいか?」


答えはそれぞれだが結末は同じ。


そして裏機関の本格的活動開始。

「・・・今から、僕がこの裏機関のリーダーだ」


鍵の勇者によって壊滅させられた表機関を継ぐ裏機関。

Past...Reverse side Organization.

Maintenant...Organisation latérale inverse.

Künftig...Umgekehrte Seitenorganisation.


3つの歯車。

錆びて闇に葬られた歯車。

休まず廻る歯車。

廻ることを待ちわびる歯車。


「裏切り者は始末。変わらない・・・表機関からの掟だ」
 

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