連載小説『藤香とぼくと、一枚の写真』
池上 裕也(いけがみ ひろやは、27歳の大手IT系企業に勤めるWEBディレクター。2つ年上の彼女・石原 亜紀(いしはら あき)との未来に不安を感じながらも、亜紀と半同棲生活を続けている。そんなある日、幼なじみの川崎 藤香(かわさき ふじか)から突然、久しぶりの手紙が届く。11年ぶりに藤香と逢うことになった裕也は、待ち合わせ場所の東京ミッドタウンへと向かう。しかし、待ち合わせの時間になっても藤香は現れない。
そのとき、裕也のケータイに一通のメールが届いて……。
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