一瞬のお話

□過去拍手
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自慰


「ふぁ…ぁっ」

貪欲に快楽を求める肉体は、ローター程度では既にイけやしない。
けれど今は絶大な快楽をもたらしてくれていた。

規則的に揺れる車体。
そのガタンゴトンと言う電車の音にローター音を消してくれる。
僅かに漏れる声も同じだ。

誰かにばれるかもしれない。
そのまま痴漢されるかもしれない。
鮨詰め状の車内は、体に触れる全てが快楽に変わる。

そんな想像をすれば、快楽はより一層強く膣内を攻め立てる。

背徳的な行為。
非日常的な行為。

これが。
快楽と言う闇に堕ちた、女の成れの果てなのかもしれない。


END.
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