Novel
□二人だけの夏
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白銀は、ゲームをしている昶の手をそっと握った。
「白銀?」
ゲームから目を離し、白銀を見る昶。
「これが…ワタシの欲しいもの…です」
昶を見つめる白銀。
「えっ…」
突然の事に驚き、思わずゲーム機を落っことす昶。
「お前っ…何言って…」
「冗談などではありませんよ」
白銀は昶の頬に手を添える。
「昶君…君が…欲しい」
「白銀…」
昶に顔を近付ける白銀。
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