06/07の日記

23:56
トイレが化粧室に変わる時、木天寥(もくてんりょう)、外れない首輪
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生後4週間を過ぎ、そろそろ生後1ヶ月となる舞っ子たち3頭のうち、2頭はお皿から直接、離乳食を食べられるようになっている。

ミルクティーブチの子は、離乳食が遅れた時など、普通のカリカリの入った給餌器のトレーに上半身を埋めて、1粒ずつ口に頬ばり、時間をかけて丹念に噛み砕いて味わっていたりする。

薄茶トラの子も、ふやかしたカリカリを1粒1粒口に入れてあげるうちに、昨夜は次々と食べてくれたが、まだ、その時によって食べるのを嫌がって尻込みしている。

この子はトイレはちゃんと覚えてくれたようだけれど、トイレに関しては3頭ともまだ怪しげな雰囲気。

昨日、外出から戻ってきた際に、大声で親猫たちを叱ったせいか、茶トラブチの子は水飲みの近くでおしっこをしてしまい、薄茶トラの子は敷居のところに大の方を排泄してしまった。

薄茶トラの子を現行犯として目撃したわけではないし、固形物はほとんど食べていないはずだし、トイレを覚えたての子のうんちにしては太めだったので、もう少し大きい子の誰かかもしれない。

トイレに間に合わなかったのか、トイレからくっつけてきてしまったのか、そんな感じだった。



猫風邪に罹ってしまった舞っ子たちは、しばらく隔離生活を送っていたため、トイレの勝手もよく飲み込めていないのだと思う。

茶トラブチの子は、給餌器のトレーの中に入り込んでトイレの体勢でいたりすることも。

今日は、トイレの砂を掻き分けるようにカリカリをガシャガシャと掻き分けていて、慌ててトイレへとつまみ出した。

一応、トイレで用を足して出てきたが、カリカリのニオイとトイレのニオイとは明らかに違うであろうに、別の意味の意思表示なのだろうか。

『こんなにいっぱいごはんがあったって、あたしには食べられないじゃない! くやしいったらありゃしない! ここにあるってだけで頭にきちゃうのよ!』
みたいに。

寝起きや食後には必ずトイレに連れて行くので、3頭揃って食後に自分たちでトイレに行くようになったと思ったら、顔のグルーミングから手足や身体のグルーミングまでをのんびりと始めてしまう。

人間もトイレで顔を洗ったり、歯磨きをしたり、化粧直しをするけれど、子猫たちもトイレを化粧室として使っているのはユニークなことだ。

そのうちに、じゃれたり転がったりし始めて、わたしにトイレからつまみ出されるのだった。

用事を思い出した子が、改めてトイレに戻るのもおかしい。





一階にいる男闘呼組4頭の退屈しのぎになればと、昨日、『木天寥(もくてんりょう)』という乾燥またたびの実を買ってきた。

以前買った、細いまたたびの実入りの転がるおもちゃには、なんの反応も示さなかったけれど、デコボコしたまたたびの実『木天寥』は、買い物袋に入っていた時点で二階の蘭が頭を突っ込んでいたし、一階でもと期待したら、案の定、みんな目の色を変えて咥え、ガリガリとしゃぶっりついていた。

必死に囓ろうとするのだけど、乾燥させて堅くなっているため、さすがに囓っても食べられず、しゃぶっている程度でも楽しんでいた。

粉末を舐めた時のような状態にはならないものの、口から落としてお手玉みたいに放り投げては飛びついたり、梅干しの種のようにふやけてきた実の端っこ部分を囓ってみたりしている。

ひとり1粒分ずつ器に入れて置いておいたら、時々思い出しては口に含み、なんとかして囓ろうとあっちに歩き、こっちに歩きしつつチャレンジしているのだった。

キッチンバサミなどで細かくしてあげれば食べやすくなるそうだが、もう少し遊ばせてから砕いてあげようかと思っている。



脱出可能タイプのゴム付き首輪がうまく外れず、先日、空が下唇に引っ掛かってもがいていたのを外して付け直し、昨日は釦が下唇に引っ掛けてもがきながら帰ってきたため、3頭の首輪を外した。

留め具が外れるタイプの首輪でないと、中途半端に伸びるだけでは反って危険だとわかった。

ちび猫たちが付けている首輪はメーカー品だし、ゴム付きでも華奢な細いゴムなので、伸び過ぎれば切れてしまう安全さがある。

安かろう悪かろうの構図は、やはり否めないようだ。

100円の首輪のせいで怪我をしてしまってからでは遅い。


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