結界師(限良)


□かみさま
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神様ってね空にいるわけではないんだよ。
神様って言うのは、自分の心の中にいるからね。
一緒にいれば穏やかな気持ちになるし、悪いことだってその神様の為に我慢できる。







随分昔にバカ兄貴が、そう言っていたことを今更ながら、思い出す。
あの頃は意味分かんなかったけど、今なら少しは理解できる。

「限、大好きだよ。」

お昼寝中の限の頭を、良守は優しくなでる。

「…俺もだ」
なんだ、起きていたのか…と思ったが、限の言葉に良守は微笑む。





地上で唯一、自分だけの神様。
ただ1人の愛しい人。






かみさま(俺にとっても、お前にとっても。お互いがお互いの…)
 

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