まんが日本昔ばなし

□赤鬼からもらった力
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身寄りが無く、寺に住み込んでいる働き者の少女が居ました。

ある日、森の中に薪を取りに行くと急に天気が悪くなり、赤鬼が現れます。

赤鬼は少女が驚くと思いましたが、少女は負けん気が強く、赤鬼を睨み返します。
それに感心した赤鬼、少女に力を与えて去っていきます。

赤鬼に力を貰った少女はムキムキになり、自分の体よりも大きい岩を片手で軽々と持てる程になりました。

さて、年頃になった娘は美人になり、更に力持ちになっていました。

その力強さの噂を聞きつけ力自慢の侍が勝負を挑みに来ますが、娘は侍を軽くぶっ飛ばしてしまいました。

しかしその侍、本当は盗賊のお頭で、手下を引き連れて仕返しにやってきました。

しかし、娘は寺の壁から大岩や丸太をぶん投げ、盗賊達を軽く蹴散らしてしまいます。

それを山の上の木から見ていた例の赤鬼は拍手を送ります。
実はこの赤鬼、娘に惚れていたのです。
(ロリコンと言ってはいけない)

なのである日、赤鬼は人間の姿に化けて娘の前に現れ、
「力比べで俺が勝ったら俺の嫁になってくれ」
とプロポーズ(?)します。

しかし、娘の力の強さは赤鬼の力も超えていて、赤鬼は娘に吹っ飛ばされてしまいます。

今でも、娘が軽々と持ち上げ、洗濯時に使用していた岩は寺の境内にのこっているそうです。


以上、群馬県のお話でした。

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