水晶ノ雫
□★ストイックなアイツ
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部活帰り、幸村と真田は仲良く手をつないで歩いていた。
というより、幸村が強制的に繋いでいたのだ。
「いい加減離してくれ…」
「ダメだよ真田、俺たち付き合って1ヶ月もたつんだから手ぐらい繋がなきゃだめだ」
「しかし…」
真田はもじもじしている。
その横顔がとてもかわいくて幸村は思わず、空いたほうの手で真田の乳首にふれた
「あっ…やめっ…」
「冗談だよ」
なにが冗談なのだ…とため息をつく真田。
そう、真田はとても純情だった。
付き合って一ヶ月目にもなるのにキスもまともにさせてもらえない状況に幸村は焦りと苛立ちを感じていた。
そして今こそ柳からもらった薬を使うことにした。
「真田、フリスク食べるかい?」
「ああ、もらおう…口の中がさっぱりするからフリスクはうまい」
なにもしらずに真田はフリスクといわれた錠剤を口にした
「こ…これは…」
「だまされたね真田!」
「か…身体があつい…」
そう、薬とは媚薬だったのだ。
しかもそれは柳特製の超強力なものだった。
柳の実力ははかりしれない。
「真田、キスしてほしいんだろ」
「せ…接吻などまだ早いわ…!!たわけが!!」
「強がるなよ、ここは正直なのに…」
ギュギュッ!
股間を握った。
真田は あっ!とはしたない声をあげてしまった