novel

□祭の後に
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7月7日、七夕。

星川大学附属高等学校の学園寮でも玄関に大きな笹が置かれ、寮生達は各自思い思いの願い事を短冊に綴った。

勿論俺達5人も例外ではなく、織姫と彦星の逢瀬なんか知ったこっちゃない、と言わんばかりに好き勝手書かせてもらった。

書かせてもらったが。

「だからって、翌日短冊返却されても困るよなあ」

ぶっちゃけ、いらない。
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