Novel = short=
□◇雨音に誘われて 後編
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※後編からは裏ありですので、苦手な方は閲覧をご遠慮ください!
外では今なお雨が激しく降り注ぎ、止む気配がない。
だが、互いに身を寄せ合う二人には、そんなことを気にする余裕などなかった。
「……んっ…ふ…」
舌を絡ませ、歯列をなぞり、昶は全てを奪い尽くすようなキスを賢吾に与える。
慣れないそれに必死について来ようとして、賢吾の口からは甘い吐息が零れ出す。
常より熱い舌に、昶はさらに欲をかき立てられた。
名残惜しそうに唇を離し、賢吾が着てる上着を性急に脱がして、胸の飾りに触れた。
「あっ…!…ぃや…っ…」
触れただけで敏感に反応する賢吾に、昶はほくそ笑む。
指先で撫で回し、時折軽く摘んで捏ねてやると、だんだんとそこは膨らんでツンと固くなった。
賢吾はビクリと震え、耐え切れずに声を上げる。
「あっ、ぁあ……そんな……つ、よく…した…らっ……ひぅっ…!」
「…好きだろ?こうされるの…」
愛撫していた飾りを昶が口に含むと、一層甘い声を出した。
「やぁっ……はぁ…や、舐めちゃ…っ…」
「嘘つけ…」
「ひゃっ!……か、噛んじゃダメだよぉ…!」
胸の飾りを舌先でなぞり、甘噛みして、もう片方は指で捏ね回す。
「あっ……!ん、あ…!」
もどかしそうに腰が動いているのに気付き、足首に響かないように昶は賢吾の下着を脱がして、閉じていた両足を開く。
「…あ、ダメ…!」
「……胸しか触ってねえのに…すげえ濡れてんな」
賢吾の自身は既に勃ち上がり、先端から蜜を溢れさせていた。
熱のせいか、いつもより感じ易い。