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□銀魂高校の第2ボタン
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ああ。時が経つのは早いものだ。
この高校に入学してもう3年。そして国語の銀八先生に一目惚れして3年。



今日は卒業式。大好きな友達とももうお別れ。

でもそれよりも,もっとずっと大好きな先生とお別れ。

嫌だ。留年したい。それでずっと先生の授業を受けてたい。(って友達に言ったら怒られた)

周りの男子達は女の子達に第2ボタンをせがまれている。

いいな。あたしだって先生のボタン欲しいよ。
でもあの女の子達みたいに【ボタン下さい】なんて恥ずかしくて言えない。
ていうか先生学ランじゃないじゃん…

そう思った時だった。

何かにぐい,と後ろに引っ張られ,あたしは体制を崩した。

「う,わ……っ」

そのままあたしは転ぶ…

「あれ?あたし立ってる…?」

筈だった。

ふと気が付くと後ろに温かな感触。甘い香り。
驚いて振り向いたらそこにはきらきら光る銀色の髪。

「ぎっ…ぎぎぎぎ「しー」ぎぎっ銀八先生何やってんですか?!

後ろにいたのは見間違える筈のないあたしの大好きな人。

「いいもんやるよ。ほら,手」

言われるがままに手の平を差し出すところんと小さな白い物を渡された。

「ボ…タン?」

「世に言う第2ボタンってやつだよ」

驚くあたしの顔を見て先生は笑った。



銀八先生の第2ボタン

(先生の白衣の上から2個目のボタンがとれていた)(何でくれたの?)(期待しても,いいですか?)




お次は土方!
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