12/17の日記
22:12
体育の授業のヒトコマ(炎ツナ)
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今日は朝か体育の授業がある。
体育が嫌いな綱吉は溜め息を吐いた。同時に隣から同じように溜め息が聞こえたので見てみると、そこには自分と同じように体育が嫌いな古里炎真がいた。
「朝から体育なんて嫌だよね」
「うん。本当に嫌になるね」
早く体を動かしたいと張り切る山本を尻目に、二人は顔を見合わせた。
「やだなぁ。けどサボったらリボーンに殺されちゃうよ」
「僕もアーデルに怒られる」
文句を言いながらもジャージに着替えて、体育館へと向かう。
今日の体育はバスケットボールだ。
特に球技が苦手な二人はあからさまに嫌な顔をした。
二人の出番は二番目。
綱吉は次々と華麗なプレイをする山本を見ながら、どうしたら試合に関わることなく終えられるかを考えていた。
それは恐らく隣にいる彼も同じだろう。
横目で炎真を見た、その時だった。
炎真目がけてパスを取り損ねたボールが飛んできた。
山本が投げた事もあり、かなりのスピードで向ってくるそれを当然取ることが出来ず、バコッと鈍い音を立てて炎真の後頭部にぶつかった。
突然の事に受け身をとることも出来ずに炎真は倒れてしまった。
けれど、痛みはあれど、床に倒れたような衝撃はないので不思議に思い、目を開けた。
「いたたた……っ」
そこには自分の下敷きになって倒れていた綱吉がいた。
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