05/15の日記
19:59
ジョットさんが酒癖悪いと萌えるのは私だけですか?(アラジョ)
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「ジョット、また酒飲んだの……?」
自室で酔い潰れるジョットの姿にアラウディは溜め息を吐く。
彼は酒に弱いくせに飲んで、そのたびにこのように酔い潰れる。
「起きなよ。酔っぱらい」
「ん……。アラウ、ディ……」
薄ら目を開けたジョットは目の前に立つアラウディに抱き付いた。
そのいきなりの行為にアラウディは驚きもせず眉間の皺を深くさせるだけだった。
彼はいつもこうなのだ。
酔っては人に絡む。それだけならまだいい。
彼の場合、そのことを一切覚えていないのだから厄介だ。
「酒臭い。離れて」
「……いやだ」
すりすりと逞しい身体に擦り寄る。
好きな相手にされるのだから嬉しいと思う気持ちもほんの僅かだけある。
しかし、それは普段の彼にされるから本当に嬉しい事であり、このような状態でされても正直喜べない。
「アラウディ……」
強請るような声も、潤んだ橙色の瞳も、喜べない。
アラウディは眉間の皺をそのままにこの酔っ払いを抱き上げて浴室へと運ぶ。
そして冷水のシャワーを服を着たままの彼に容赦なくかけた。
「……っ!ア、アラウディ!?」
頭から水を被り、酔いが少し醒めたジョットは今までの事や自分の置かれた状況が解らずにぱちくりと瞬きをした。
アラウディはシャワーを止めて、座り込んでいるジョットの唇にキスをした。
「誘うなら酔ってないときにして」
何も覚えていないジョットは首を傾げるだけだった。
End。
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