小説

□甘い時間
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ある日、ある朝、目を覚ましたら目の前に探偵さんが寝てました…


「ってええ゛ぇぇぇ!!
何やってるんですか因幡さん!?」

俺の大声でゆっくりだが因幡さんが起きた。

「んあ?あぁ、圭起きたのか。
おはよう」

「おはようございます。
じゃなくて何で貴方が此処にいるの!?」

「何でって、俺が自分ちに居ちゃいけないってのか!?」

そう言われてからはっと気付く。
部屋の雰囲気とか匂いとかが違う…
どうやら本当に俺が因幡さん家に泊まってたようです。

「何で…?」

「何でって夜遅かったからだろ。
昨日ヤギ追ってたら結構遅くなって優太は迎えが来て帰ったけど、お前んちは俺んちより現場から遠かったし夜は危ないから泊まることになったの。
どう、思い出した?」

「あ、はい」


そう言えばそんな事があったような気がする。
今回こそは捕まえたと思ったのにいつの間にかヤギ人形になってて…
因幡さんがキレて投げ捨てたのは言うまでもない。


 
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