小説

□寝坊っていけないね
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そういえば、今日は寝坊をしたから天気予報なんて見ていなかった。
多分それが一番だめだったのかもしれない。

今の俺は全身びしょ濡れで急いで探偵事務所に向かってる所。
家を出た時はあんなに晴れてたのに、一気に曇ってまさかの土砂降り。
当たり前に傘なんて持ってない。

やっとの事で事務所に着いた時には服も持ち物も全てびしょ濡れで、そんな俺を見た二人は驚いて固まっていた。
うん、当然の反応だね。


それから着替える事になったけど、替えなんて持っているはずがない。

すると優太くんが満面の笑みで
「僕は着替えを持ってるけど着る?」
と言ってきた。

因幡さんからも
「そのままだと絶対風邪引くから着替えた方が良いぞ!!」
と言って女装を進めてくる。
因幡さん、顔が少しにやけてます。

そして俺は嫌だったけど、二人に言われた通り女装をしました。
風邪をひいて寝込むことよりはましだと思えばやっていけるような気がする!!


女装をした俺を見た途端、因幡さんの顔は満面にやけ顔になり、
優太くんからは
「圭くんなら水色、フリル付きワンピース似合うと思ってたんだぁ」
と笑顔で言われた。

二人とも俺で遊んでませんか…?


 
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