小話
□毛探偵
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独占欲
｢ねぇ。
弥太ってにーにの助手の事、どう思ってるの？｣
｢…？｣
｢言っておくけど黒髪の子の方ね。
前、あの子に懐いてたけど好きなの？｣
そう聞かれてどう答えるか迷ってしまった。
正直に言うと分からない。
ただ気になる存在ではある。
夏輝みたいに危なっかしくてとかそう言う事での気になるではなく、別の意味で。
僕が悩んでいると、満面の笑みを浮かべて
｢どう答えるか迷ってるんだね、音が乱れてるよ。
弥太はショタも好きなのかな？｣
と言われた。
｢でも…｣
｢？｣
｢弥太にはあの子、あげないからね？
僕あの子気に入っちゃったんだもん。
だから僕のモノにしてぐちゃぐちゃにしたいの。
それで僕しか見えないようにして…ふふふっ早く欲しいなぁ｣
そう言って遥さんは無邪気に笑った。
残酷な子供の笑顔で。
やはり貴方の愛は歪んでいる。
終わり
弥太圭にするつもりが遥圭になるとは思いもしませんでした←
そしてオチてねぇ