小話

□毛探偵
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※因幡さんが変態です




どっちが悪役?


「圭ってさ、美味しそうだよな」
俺がそう呟くと圭から変態を見る目で
「何言ってるんですか」
と言われた。

「圭って何だか甘そう」
俺はそう言うと、逃げようとしていた圭を無理やり捕まえて後ろから抱きしめた。
腕の中で暴れている圭を無視して髪を少し口に含む。
「髪なんて俺好みの食感で良い香りがする。
圭だって今は暴れてるけど本当は嫌いじゃないんだろ?こうされるの」
そう耳元で言えば顔を真っ赤にした圭がこちらを睨んできた。
身長的に俺を見る目が上目遣いになっていて怖さなんて零に等しかった。

「食べちゃいたい」
「因幡さんの変態…」
「やっぱ逃げないんだな。
じゃあいただきm「「ガコンッ」」


突如俺の後頭部に衝撃が走った。
痛みが激しい部分をさすりながら後ろを振り返ると黒いオーラを全開に出している優太様が居ました。

「僕が居ないのを良いことに圭くんに手を出したのかなぁ?
センセ?」

やばい…
顔は笑っているけど目が笑ってない。
目だけで人を殺せそうだよこの子。

残念だけど俺の腕の中でおとなしくしていた圭を解放して俺は一目散に逃げた。

これじゃあ優太がヒロインを守る正義の味方ではないか。
悔しい…
(つ、次は負けないんだからな!?)

俺はそう心の中で叫び、事務所から出て行った。


終わり

因圭から優圭に…?
次はいちゃついてる因圭を書きたいわ。
それにしても因幡さん変たi((

 
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