でんじゃらすGirl瑞樹
□でんじゃらすGirl参上!
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数々の備品を壊し、
数々の教室を破壊し続け、
数々の最低人間をボコボコにしてきた女。
人は彼女を、
“でんじゃらすGirl瑞樹”と呼ぶ。
第一回
でんじゃらすGirl参上!
「今年から新しいヤツが入学するらしいぜ」
「珍しいな、このガッコーに高校から入学なんて。」
「あたしらの学校ってエスカレーター式だもんね。」
「ま、高校の方が偏差値低いけど〜」
そうクラスの男女が新しく入学してくるらしい人間の話をしていた。
すると、校内放送が始まり、学園の生徒達は体育館へ集合という呼び出しが出たので、皆、体育館へと向った。
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「え〜これから始業式をはじめる。まずは今年からこの学園の高等部に入学する事になった姫路瑞樹さんの挨拶を聞くように。
では、姫路さんこちらへ」
そう教頭が言うと、その姫路とやらは姿を現わした。否、まだ現れない。すると、教頭は再び姫路さん?姫路さんは此方へ姫路さん?と名前を連呼した。すると・・・
バシコーーーーン!!
と、体育館の扉が破壊される音が体育館中に響いた。
「す、すいませーん!!遅刻しましたー!!!!」
と、言いながら猛ダッシュで体育館ステージへ駆け上がった。
「ひ、姫路さん・・・?」
「はいっ!あ、ここで挨拶すれば良いんですよね?」
「え、いや、はい・・」
そう教頭が戸惑いながら返事をしていると、姫路はマイクの前に立ち、こう言った。
「姫路瑞樹。今日からこの学園の生徒になりました!これから三年間、世露死苦ぅ☆」
そうピースをしながら彼女は言った。
そしてその日から彼女は、
(でんじゃらすガール瑞樹と呼ばれるようになった。)