でんじゃらすGirl瑞樹

□登校二日目 流れた噂
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ハロー、グッモーニン

皆のアイドル姫路瑞樹でっす☆





第二回
登校二日目 流れた噂






「姫路瑞樹ってあの福岡県でスッゴイ噂になってたヤツ?」


「そうじゃね?なんだっけ。通り名があった気がすんだけど。」


「“でんじゃらすガール瑞樹”だろ」


「凌草《シノグサ》!?お前頼むから急にそろっと現れんの止めろよ・・・」


「あ?そりゃ俺が存在感薄いっつー意味かコラ」


「うん。そーらしいね」


『?!』





突如背後に現れた姫路。
つーかコイツいつからいた?!





「うぉ〜〜い兄ちゃん、今あたくしの事「俺より存在感薄くね?」って思っただろ。殴るぞコラ」


「うっせーんだよ、大体何で転校生がここにいるんだよ、普通HR《ホームルーム》始まってからだろ」





俺がそう言うと、姫路は甘いわねと言って含み笑いをした。





「あたしの好物のレアチーズケーキより甘いわ」


「何気に自分の好物主張すんな!」


「あたしの辞書に“普通”と言う文字は無いのだ!キャハ☆」





俺のツッコミを軽々と無視し、何事も無かったかのような含み笑いで人差し指を上に向けビシッと言った。





「その笑い方キモい。やめろ」


「つーかお前等何打ち解けてんの?お陰で俺等が入る隙無いんだけど」





そう栗真《クリマ》が言った。






「フフフvあたし達の愛には隙間なんて無いのよ!!」


「やめろよその言い方。それじゃぁ俺とお前が愛し合ってるみたいじゃねーか!」


「忘れてしまったのマイダーリン・・・あの日の夜に誓い合ったこ・と・ばv」


「なんなんだよコイツ無茶苦茶キモいんだけど、まぢムカツクんだけど」


「あの日の夜?!凌草!お前はいつからそんな過ちに塗れた男に・・・」


「その言い方やめろや。俺が何度もやましい事繰り返してるみてぇだろうが」





悪ノリしやがった栗真にツッコミをいれる。





「くぉーーーーら姫路!おん前何、職員室来ないで勝手にクラスに入ってんだコラーーー!!!」





この学校は先生生徒を気にせずがモットーだから、先公は物凄い勢いで姫路を叱った(?)





「それは甘いスウィーツ。チーズケーキの甘さ。愛しのマイダーリンを探すべくウザったい職員室は後回しv」




姫路はそうキモい台詞を吐いた。つーかさっきからチーズケーキばっかじゃねぇか。どんだけチーズケーキ好きなんだよ




「チーズケーキが呼んでいるーーーー!!!vvv」


「何語尾にハート付けてんだ!チーズケーキは呼んでませんっ!良いから職員室来い!」


「キャーヘルプミー!!職員室は嫌っ!煙草臭いもん!メタボ臭だもんっ!」


「どぅわぁーれがメタボだコラーー!!」





そう騒がしく姫路と西先《ニシセン》は廊下を去って行った。





教訓、姫路瑞樹は只の馬鹿。

(でんじゃらすガールだからとか、関係無いんだろ)














 

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