でんじゃらすGirl瑞樹


番外編 3.5回
でんじゃらすGirlは破壊神









3時限目――理科





「これから実験をはじめます。
使い方などに気をつけて、実験して下され。特に姫路さん!!」





そう目をカッと見開き、理科の担当先公が姫路に言った。
姫路はニカッと笑ってはいほ〜いと陽気に返事をした。





「ねぇ姫路さんて料理とか得意?」


「瑞樹でいぃよ〜まぁ特に得意なのはチーズケーキだねっ!」


「本当に好きだね〜チーズケーキ」


「そりゃ〜もう!あの蕩けるような舌触り、口に入れた瞬間溶け出すチーズクリーム。そしてケーキの下に敷かれた(多分)クッキー・・・!やばいね」


「瑞樹ちゃんがね」





そう実験に集中せずに姫路と中井は話していた。
さっき気をつけてやれって言われてただろーに、、


ドォン!!





「な、何だ今の音?!」





何かが爆発するような音がする。その爆音で理科室は騒がしくなった。
そして爆発したであろう場所を見ると・・・





「けほっ」





姫路がいた。





「お前かぁぁあぁぁぁ!!!」


「アジャパー」


「それ多分死語!ってんな事ァどうでもいい!どうしてくれんだー!!次理科室の何か一つでも壊されたらクビって言われてたんだぞ!!」


「大丈夫。先生なら(※)青い鳥症候群だから!」



(※『どこかにもっと良い職場がある』と、理想の職場を探し続ける転職願望をいう。不景気による転職難から願望のみが残っている。)



「だからなんでこの子は死語連発?!」


「あ、UFO!」


「だからァァァァ」





姫路と先公が無茶苦茶ウザイと感じた事は今が初めてだ。
これ以上悪化して行くとこっちが迷惑だからとりあえず間に入った。





「おい、別に悪気があってやったかなんて分かんねーだろーが、いい年しといてウゼェんだよ」





と、間に入った。すると、先公は俺の言い方が癪に障ったのか、こっちは仕事が掛かってんだよーーー!!と叫んだ。





「ぅっせーつってんだろーが殴るぞ」





とうとうブチ切れた俺はギロリと先公を睨み、冷たくそう言うと、それが余りに怖かったのか(貧弱な)すみませんと謝って授業を再開した。


その後この先公がこの学校から消えたのは言うまでも無い。




死語ってなんだか面白いよね

(授業が終わった後、姫路はそう笑いながら言った。)












あとがき
死語どっとコム様から引用(?)させて頂きました。
特に意味の無い番外編。本編3話目であまりでんじゃらすなヒロインのイメージが無かった(只たんに死語も使いたかった)ので番外編ってことで。4話目は(多分)ヒロインのチーズケーキ好きっぷりが発揮されると思います。


拍手、ありがとうございました!!





 




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