鶯短編小説

□罰ゲーム
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【罰ゲーム】




夕暮れ時の放課後

「…マジでやるのか?」

俺は机に座ってアホ面してる馬鹿に訊ねた。

「あたりまえだろ?今更何言ってんのさー。」

「その通り。負けたお前が悪い。」

眼鏡をクイッと上げながら親友も答える。

「はぁ…こんなことならテストの点数なんか競うんじゃなかった…」

よりによって罰ゲームがそこそこ可愛いと評判の後輩に告白することだなんて…。
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