全く為にならない絵本集
□播井ポッ太と賢者の石
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―あらすじ―
「魔法使いってかっこよくね?」
そんな理由から様々なコネを利用し、魔法学校に入学してから早1週間。
友達兼舎弟のロソを従え、相も変わらず、主人公らしくない日々を送る播井。
ある日、授業中に漫画を読んでいたのをスネゐプに注意され、逆ギレ。
そして播井は腹癒せにスネゐプの宝物「賢者の石」を盗みだす計画を立てる―
―登場人物紹介―
播井ポッ太
ただのメガネ
通称「メガネ」
主人公とは思えない行動と言動が特徴のメガネ。
よく「主人公の特権」を悪用乱用する。
ロソ・ウィスキー
ただのそばかす
通称「そばかす君」
播井の友達。卑怯で根暗な性格。最近の悩みは「そばかす増えた」
ドラ子・丸フォイ
ただのワル
通称「丸子」
播井のライバル。と自負しているが、播井に名前すら覚えて貰えない可哀想な子。
毎年サンタに「友達下さい」とお願いしている。
ヌネゐプ先生
ただの先生
自分の名前に不満を持つ34歳独身。
今回は作品に出演していない為、監督が「お前、ギャラ無しね。」と言ったことにに不満な様子。
―本編―
播井「なんだかんだで賢者の石、ゲットした。これが主人公の特権ってやつか…。我ながら恐ろしい力だぜ…!」
播井「さぁて、とりあえずこの石ころを質屋に持ってくか。」
播井「最近プレステ3が欲しいと思ってたから丁度よかったぜ。」
播井「ククク…先公の絶望した顔が目に浮かぶぜ…。この俺様に歯向かった報いだ!ハッハッハッ!!」
ピポパ
プルルル
ロソ『はいもしもし』
播井「おう、俺だ。賢者の石は手に入れた。さっさとずらかるぞ。」
ロソ『えぇ!?は、はやっ!!まだ此処に侵入してから5分も経ってないのに…』
播井「これが主人公ってやつだ。いいから早くこっちへ来いノロマ。」
ロソ『わ、わかった。』
ガチャ ツーツー
播井「全くあのそばかすめ…いちいち鈍臭い奴だぜ。」
???「播井!」