鶯短編小説

□罰ゲーム―Side―
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「はぁ…なんであんたはそんなにマイナス思考なのかねー?もっとプラス思考でいかなきゃ!」

凛はプラス思考でいいな…

「まぁたしかに、入学式の時遅刻したうえ転んで荷物ぶちまけて困ってた愛美を助けてあげた〜なんて先輩覚えてないかもね。」

「やっぱり…そうだよね…」

そうだよね…私なんて杉山先輩の記憶には少しも残ってないよね…

「ほ、ほら!そんなに落ち込まない!やっぱり先輩愛美のこと覚えてるかもしれないよ?新一年生が入学式初日から遅刻して鞄の中身ぶちまけてる姿って結構衝撃的だと思うし。」

「そ、そうかな。」

まぁ確かに衝撃的だと思うけど…

「そうだよ!ドジでよかったね愛美!」

「…そうだね…。」

よくはないけどね…

「じゃあ早速告白だね!なんとかは急げだよ愛美!」

「えぇ!?い、今から!?」

急すぎだって!無理だよ!

「何か問題でもあるの?」

大有りだよ!と、とにかくなんか言い訳して…!

「大有りだよ!告白なんて無理!恥ずかしいよ!それに急に言われても心の準備が…」
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