泥んこドロー
斜めから見た日常日々
ぬるま湯みたいな日常日々
夢うつつに覗き見た―――
「ぐだぐたしてないで早くはじめてください。
あきました。」
「え、ちょ、あたしせっかくソレっぽい詩考えたのに!飽きたの?」
「もうめんどくさいです」
「もー、光秀も意地悪しないの!俺様だって風情のかけらもない詩だなとか思っても言わなかったんだから我慢しなよ。」
「あなたもなにげにひどいこと言ってると思いますけどねぇ」
「…あぁっ!もうこんな時間だ。二人ともスーパー行くから準備して!今日卵安い日だった」
「佐助、目そらしながら言うの止めようよ…ぐすん」
「えーと、ホラ早く行かないと売り切れちゃう!」
「いきましょうか」
「…後で佐助にもポエム書いてもらうからね」
無理矢理書かせたソレは翌朝、スクランブルエッグトーストを食べながら朗読会。
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