short story

□春は誰でもホンワリするもんだ。
1ページ/7ページ


リリリーン リリリーン

万事屋の黒電話が鳴る。

「はぁーい。万事屋銀ちゃ・・・あ?土方?」

『あぁ。今日の夜空いてるか?』

「ひま。どっか連れてってくれんの?」

『花見にいい場所見つけたからな。仕事かたずけたら迎えに行く。』

「了解。じゃな。」

電話を切ると銀時は神楽と新八に声をかける。

「夜出かけてくっから、何かあったら土方の携帯に連絡いれてくれ。」

「銀ちゃーん。お土産買ってきてヨー。なんでもいいアル。」

買うのは銀時ではなく土方だが、だからこそ豪華なお土産が期待できると神楽は分かっている。

「わかったわかった。何か買わせるから、帰ってくるの待たずに寝とけよ。」

銀時は自分の財布に影響がないので一つ返事でニッコリ笑うと神楽の頭をポンポンと優しく叩いた。

「銀さん。あんたって人は・・・そのうち土方さんに愛想つかされますよ?」

新八はブツブツと小言を言いながら机を拭いている。

「いいんだよ。極貧だって分かって誘ってくんだから。奢ってもらえば。」

銀時はそう言うとソファーにゴロリと寝転んでジャンプを読み始める。

「銀さん!土方さんに後で何か返せって言われても、万事屋には返せる物は無いんですからね!」

「俺の彼氏はそんなせこい真似はしーまーせーんー。」

新八はハァーと大きな溜め息をもらした。

「大丈夫アル。銀ちゃんは身体で返すアル。」

「そうそぅ・・・って神楽ちゃん!?」

銀時はビックリしてガバっと起き上がると神楽にどこで覚えてきたのかと聞く。

「こないだ極妻でやってたアル。」

銀時は頭を抱えて、テレビは怖いと呟いた。

.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ


©フォレストページ